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冬の鴨川での日常

今年、二度目の寒波がやってきて、京都の風景が一変した。細かい雪がゆっくりと時間をかけて降り続けた結果、京都の街並みが銀世界に覆われたのだ。西日本でこんなにも雪が降ったことは久しぶりじゃないかな?と私は思いながら、温かい服装をして、鴨川沿いを気ままに散歩した。寒いのによく外に出るねと家族に言われた。寒いのは好きじゃない。でも、外に出たのは、やっぱり新しい風情を楽しみたかったからだ。鴨川は、いつもと違う姿を見せていた。視界に舞い落ちる白い粉雪。歩道には足跡。並木の枝には雪がまるでクリスマスツリーの綿のように積もっている。このような景色が鴨川の上流から下流にかけて、ずっと続いているのを想像する。私は、その景色をずっと見ていたいと思った。足が向くままに気が向くままに散歩するのは、私にとってとても楽しい時間を過ごすことだ。このとき何も考えず、日常から切り離された時間を楽しむのだ。送り火の文字が視界にみえる。今年の送り火は、天候が悪くて見に行けなかったことを思い出す。テレビでみた「大」の文字はなかなか点火しなかった。その「大」の文字がいまは白く浮き出て見える。満足したら、家に帰った。家では、家族が借りてきたDVDを観ている。私の帰りに気が付くと、「おかえり。きれいだった?」とこっちを向かずに訊いてくる。

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